メニューを開く

2019/09/27

建築日記◇樹脂窓のこと

断熱性や気密性など、住宅の性能を考えるとき

窓はとても重要なポイントです。

 

樹脂窓は断熱性、気密性が非常に高く

結露を防止してくれるため

カビ、ダニの発生を防ぐことにも繋がります。

 

 

※樹脂とは塩化ビニール樹脂のことで

フライパンの取っ手など日常生活でよく

使われているもの。

 

その樹脂をフレームに使用しているものを

樹脂窓といいます。(内側外側とも)

 

 

そのほかに、外側がアルミニウム

内側が樹脂でできているものを

アルミ樹脂複合サッシといいます。

 

 

 

こちらのお家は樹脂窓を採用しました。

 

 

 

・樹脂窓 YKK APW330

・複層ガラス 樹脂スペーサー ガス入り

 

 

 

スペーサーとは複層ガラスに使用されている部材です。

 

複層ガラスとは文字通り2枚のガラスと

その間の中空層によって成り立ちます。

 

その形を保つ役割を果たしているのがスペーサーです。

 

スペーサーはアルミ製と樹脂製とがあります。

 

アルミ製は熱伝導率が高いので熱を通しやすく

スペーサーを樹脂製に変えるだけで

さらに断熱効果は高まります。

 

 

 

断熱性能が高まるということは

冷暖房費の削減にも繋がってきます。

 

ある統計によると、アルミの複層サッシと

樹脂窓(樹脂スペーサー仕様ガス入り)では

年間16,000円の差になるそうです。

※名古屋の年間冷暖房費の比較

 

 

このようにメリットが大きい樹脂窓ですが

意外にも日本の普及率は10%ほど。

 

韓国の普及率は80%、アメリカや

イギリス、フランスドイツでは60~69%

半分以上の世帯に普及しています。

 

 

これからお家を計画する方はぜひ

窓のこともしっかり考えてみてください。

ライン

ライン

ページの先頭へ戻る