2022/04/12
大正ロマン 双葉館
こんにちは!
最近、ひのき花粉に反応して目が痒いです!
一度でも触ったりこすったりして刺激を
与えると、もうどうにも止まらない😆
気づけば目がパンパンになっている
門野和子です。
つい先日、初めて名古屋市東区にある
『文化のみち 双葉館』を訪問しました。
人目を惹くオレンジ色の屋根に
スモーキーなグレーの壁。
その館は、ピカソも魅了したと言われる
日本初の女優、川上貞奴が
大正9年に建てたものでした。
当時、華族や政治家、実業家、文豪たちを
招き集ったという大広間には
圧巻のステンドグラス。
床は市松模様の寄木張り。
半円を描くように張り出したアールラウンジは
階段を思わせるトリックアートのように
なっていました。
上を見上げると円錐の形をした屋根の
内側部分は全て板張りでなんとも素敵😍
そして広間から見えるらせん階段も
木の濃淡を駆使したデザインで上品で
重厚感がありました。
大正9年か…🙄
私の祖母は大正6年生まれでしたが、
メディアが整っていない この頃に
貞奴さんのようにハイカラな女性がいるなんて
想像にも及ばなかったのでは???
貞奴さんは女優引退の後、
〖川上絹布株式会社〗を設立し、輸出用絹を
生産販売。
それまで製糸工場で働く工女は低賃金、
厳しい労働条件を強いられていたようですが
貞奴さんの会社は
そのイメージを払拭しました。
全寮制で紺のセーラー服を着用。
しっかり休憩時間は設けられ、夜にはお茶、
お花、和裁などの習い事もありました。
また、休日にはテニスや演芸会なども
楽しめたようです。
しっかり働き、ゆっくり休む。
女性の地位向上や教育、働き方改革などにも
力を注がれていたのですね。
その会社・寮では、明るく賑やかな笑い声が
響いていただろうな。
祖母の思い出の写真の1枚に
若かりし工女時代の頃の姿があります。
当時は大変だったけど楽しかったと
話してくれたことがあります。
沢山の人たちが紡いできた歴史と縁に
あれこれ思いを馳せる双葉館訪問でした🌸
門野 和子