2026/10/06
ひとりごと
こんにちは!
マルス建設の鈴木善博です。
最近、お客様のお宅へ伺ったときに、こんなことを聞くようにしています。
「このあたりの団地って、今は何歳くらいの方が多いですか?」
すると、
「もう80代ばっかりだよ」
そんな答えが返ってくる地域が、ずいぶん増えてきたように感じます。

高度経済成長期につくられた団地では、同じくらいの年代の方が一斉に家を建て、一斉に年齢を重ねています。
そのため、これから10年、20年と経つ中で、住む人がいなくなる家も少しずつ増えていくのではないでしょうか。
私はこれを、勝手に「団地の歯抜け化」と呼んでいます。
実際、日本全体でも空き家は増え続けています。
2023年の住宅・土地統計調査では、全国の空き家は約900万戸。
住宅全体の13.8%を占め、過去最多となっています。
そして、もう一つ大きいと思うのが「相続」です。
昔であれば、親の家を子どもがそのまま受け継いで住むことも珍しくなかったと思います。
しかし今は、子ども世代もすでに自分の家を持っているケースが多い。
親が亡くなり実家を相続しても、
「自分の家はあるし、ここには住まない」
ということになれば、実家を売却する選択肢が出てきます。
2024年からは相続登記も義務化されました。
これまでのように、名義を親や祖父母のまま何十年も置いておくということも、これからは減っていくでしょう。
そうなると、古い団地の住宅が少しずつ売りに出される。
広い土地であれば、一つの土地を二つに分筆して、そこに建売住宅が2棟建つ。
そんな光景も、これからもっと増えていくのではないかと思います。
もちろん、それ自体が悪いことだとは思いません。
若い世代がその地域に入ってくることは、地域にとって良いことです。

ただ、一つ気になることがあります。
親世代が暮らしていた土地を二つに分け、その小さな土地に建てた家を、今度はその子どもたちが30年、40年後に「住み継ぎたい」と思うのだろうか。
そして、その家をさらに次の世代へ残していくことができるのだろうか。
土地を細かく分け、家を建て、古くなったら壊し、また建てる。
それを繰り返していくことが、本当にこれからの人口減少社会に合っているのか。
最近、そんなことを考えます。
これからは、
「一世代に一戸の家を持つ」
という考え方から、
「良い家を、手を入れながら何世代にもわたって住み継ぐ」
という考え方へ少しずつ変わっていってもいいのではないでしょうか。

子どもが独立したら間取りを変える。
年齢を重ねたら断熱や耐震性能を高める。
親から子へ住み継ぐときには、その世代の暮らしに合わせてリフォームする。
家そのものを使い捨てるのではなく、暮らす人に合わせながら育てていく。
そんな住宅が増えていけば、空き家問題にも、団地の歯抜け化にも、一つの答えになるような気がしています。
家は、完成したときが一番価値があるものではありません。
10年、20年、30年と暮らし、
「この家でよかった」
と思える家。
さらにその先に、
「この家を残していきたい」
と思える家。

これから家づくりをする私たちは、そんなところまで考えなくてはいけない時代になってきているのかもしれません。
鈴木 善博
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【 イベント情報】
旭の家 暮らしの見学会
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マイホームを考え始めると、
つい「新しく建てること」から考えがちですが、
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そんな気持ちで、まずは旭の家を
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◆日時◆
10月10日(土)11日(日)
⓵10:00~
⓶13:00~
⓷15:00~
※お申し込み時にご希望の時間帯をお伝えくださいね
◆場所◆
リノベーションモデルハウス旭の家
(豊田市榊野町)
※完全予約制
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