2019/08/16
建築日記◇断熱材工事完了
現場ではすでに断熱材工事が完了。
床の断熱材にはフクフォームECOを使用
91㎝ピッチの大引(桧材12㎝角)の間に
厚み12㎝のフクフォームをはめ込みます。
この時、どうしても大引と断熱材の間には
目に見えないすき間ができてしまいます。
そこで、気密性を高めるために大引と
断熱材の境目を気密テープで貼っていきます。
壁と屋根には現場で吹き付けていく
発泡断熱材アクアフォームを使用
断熱材の厚さは、壁が9㎝屋根は17㎝
壁に取り付けたピンには90㎜のマークが
引き抜いてみるとピンの長さは9㎝ありました。
これで、現場で実際に吹き付けられた
断熱材の厚みを確認することができます。
天井にも同じように170㎜の印のピンが
取り付けられています。
こちらの現場の屋根は
片流れの緩い勾配で、ガルバリウム鋼板と
いう金属製の板を使用しています。
ガルバリウム鋼板屋根は瓦に比べ軽いため
耐震的には非常に優れています。
ただし金属板で熱伝導率が高いため
屋根材表面の温度を裏面にそのまま伝えて
しまいます。
そこで、屋根の断熱材はできるだけ
厚いほうが理想的といえます。
各現場の状況やコストと施工性を考慮し
断熱性の厚みを決定し、施工しています。