2016/11/02
平戸橋町の現場完成しました
すっかり秋も深まって朝晩寒くなってきました。
ブログもずいぶんご無沙汰です。
先日、平戸橋町の現場が完成し無事引渡しを終えました。
新築した住宅の縁側には、
以前住んでいた離れ(大正時代とか)の松の床板が使われています。
大工さんが一枚一枚丁寧に床板を取り外し
床材を留めていた釘も一本一本丁寧に取外し
黒ずんでいた板をきれいに削ってこのように復活↓
これをさらに「ほんざね加工」に仕上がるため溝を細工して↓
そして完成後はこのように生まれ変わりました!(自然塗装済み)
このような床材はもう探してもなかなか手に入らないようです。
そして以前住んでいた本宅のランマも取外し新築の和室に。
こちらもこのように復活↓
屋久杉を細工したランマは今ではとても貴重なものです。
松の床材は、お施主さまが子供の頃お母様と一緒に油で磨いた話や
ランマは、お父様が岡崎の彫師さんに頼んでやっていただいた話など
たくさんの思い出が詰まったものでした。
「大工さんが私のわがままを聞いてくれてほんとによくやってくださった」と
お施主さまにも満足してもらい
お話を聞いた私も幸せな気持ちになりました。
ほんとに大工さんには感謝感謝の現場です。
『お疲れ様でした!』
はやしいずみ