2019/06/07
自然光の効果
こんにちは!
6月に入りこれから始まる梅雨を想像して
洗濯が困る―――と悩む林です。
さてさて、5月中旬に行ったパリについて…
皆さん、『ルーヴル美術館』はご存じですか?
そうです。あのモナリザが展示されている美術館です。
(ダヴィンチコードっていう映画もありましたが)
こちらがルーヴル美術館★(プラミッドの建物から入場します)
パリまで来たのだから、モナリザは観て帰らなくては…
そんな(希薄な)思いでルーヴル美術館に行った私に
モナリザよりも感動を与えてくれたのは
『サモトラケのニケ』と呼ばれる彫刻像でした。
エーゲ海のサモトラケ島で1863年に発見された像で
(なんと1118個の断片で発見)
大理石でできていますが、頭部と両腕は見つかっていないそうです。
『ニケ』とは、ギリシャ神話に登場する勝利の女神のこと。
スポーツブランドで有名な「ナイキ」のマーク
実はこの彫刻の翼をイメージしたものなんですよ。
ニケ(nike)を英語読みすると、nike(ナイキ)…そうNIKEです!
そんな情報もあったので
私の中では、モナリザと同じくらいに観てみたい作品の一つでした。
私は芸術に関して特に強い興味をもってはいませんが…
何というか神秘的な、それでいて圧倒されるものがあって
心を一瞬にして奪われてしまいました。
広い広い空間にこの像だけがそびえたっています。
2200年以上も前に大理石で造られたこちらの像
船首にたって風をうけて今まさに飛び立とうとする女神ニケの身体に
柔らかい布がまとわりついている様子がなんともリアルで…
光の効果も見事でした。真上には大きな窓があるため
太陽の光が降り注ぎ、より一層神々しいオーラを放っています。
作者が不明でありながら、
380,000点もの展示物があるルーヴル美術館でも
ひときわ目立つところでスペースをとっていて
この像の偉大さを違う観点から感じてしまいました。
タイタニックの名場面
(船首に立ち風に向かいながら女性が手を広げるしぐさ)
それもこの彫刻をモデルにしたと言われています。
林 泉