新築施工事例
豊田市竹元町 K様邸
marusuオリジナル
深みを増した無垢材が美しい邸宅-リノベ編
・延床面積178.89㎡(54.01坪)
生まれたときから自分たちを守り続けてきてくれたお家。子供が生まれ成長し嫁ぐときもずっと家族とともに時を重ねてきたお家。そんなお家だからこそK様ご夫婦は「壊す」のではなく「残して共に」を選択しました。住み続けるための安心と快適、そして家族の健康を考えた、築75年の木造2階建て住宅リノベーションをご紹介します。
こだわりポイント
・吹抜を新たに設け開放感のあるLDKを実現
以前は玄関として使用していた部分をリビングに変更し、閉鎖的だったダイニングキッチンを明るく広々とした20帖のLDKにリノベーション。小屋裏収納だった2階の一部を吹抜にすることで、南側上部の窓から自然光が部屋の奥まで差し込みます。また隠れていた丸太組が姿を現し、K様邸の新しいシンボルとなりました。
【リノベ前のDK】
10帖の広さはあるものの壁付キッチンのため、調理機器や冷蔵庫などが左右の壁際に配置され動線も効率的ではありませんでした。
【リノベ後のDK】
対面式キッチンに変更したことで収納力が増え、動線もシンプルになり奥様も大満足。IH機器を取り入れたことで天井仕上材を撤去し他の部屋と同じように梁や板張りをあらわしにしました。
・深みを増した差し鴨居と梁と天井の無垢材
8帖ごとに区画するように田の字に組まれた差し鴨居。その姿は75年経った今、経年美化によりさらに深みを増した唯一無二の存在に。K様は「この差し鴨居をどうしても残したいんです」と強い思いを持っていました。そして差し鴨居と同じく75年前からそのままの姿の梁と天井の無垢材の美しさが、訪れる人を温かく出迎えます。
「玄関」「シューズクローク」「ホール」は以前和室だった部分をリノベーション。
・回遊できる間取り
DKの西側の引き戸を開けると洗面室&浴室に通じ、さらに引き戸を開けると和室に通じる廊下に出ることができます。DK→洗面浴室→廊下和室→玄関→リビングと行き止まりを作らず家の中をぐるっと回れるように設計されていて、生活動線がとてもスムーズです。
高齢のお父様の部屋には引き戸を2ヶ所設けました。西側の引き戸からは隣接するDKへ行くことができ、もう一つの南側引き戸からはトイレにいくことができるようになっています。さらにキッチンに立つと奥様が常に寝室の様子をうかがえるように引き戸の位置を設定。今後を見据えてしっかりと計画していきました。
・納戸だった和室を客間に
【リノベ前の和室(納戸)】
【リノベ後の和室(客間)】
お盆やお正月には10人以上の親戚が集まるというK様邸。娘さん家族が泊まれる部屋にしたいと納戸として使用していた和室をリノベーション。差し鴨居、天井は一切手を加えず75年前のままです。また廊下に通じる建具は以前のお家で使っていた建具をリメイクして再利用しています。床材を他の部屋よりもダークに仕上げ、客間としての「特別感」を表現しました。嫁いだ娘さんたちのひな人形を毎年飾っているK様、来年からはここにひな人形を飾ろうと決めています。
・暗く閉ざされていた小屋裏が明るい洋室に
【リノベ前の2階小屋裏収納】
【リノベ後の2階】
構造チェックを行い、必要な柱・壁以外は撤去しワンフロアーの洋室にリノベーション。丸太組は大人が立つとあたってしまう高さですが、ここは大人も子供も喜ぶ秘密基地に変身しました。
収納スペースも確保。棚板の材料は、以前のお家で使用していた床材を再利用しています。
吹抜の手すりには以前のお家で使用していた上がり框を再利用しています。外しておいた框を大工さんが研磨し、手すりとして造作し直しました。
★ホームズ君にて耐震診断チェック
★断熱等性能等級5(ZEH基準)